森から街へ

湖南支部運営委員会

2007年03月15日 06:50

藤田@フジコーです。練習をかねて先日の体験をアップしてみます。

14日朝から朽木の山の中へ行きました。
新築される建物の大黒柱に使う木材を山から伐り出すためです。
施主さん,林業家さん,設計士さん,うちの若い大工とで行きました。


積雪30センチ・・・朽木では今年はまだまだ少ないそうです。


選ばれたのは樹齢百余年のこのスギの木です。
夏場なら木の幹に耳を当てると水を吸い上げる音が聞こえるそうです。
人間となんら変わらない、ひとつの生命ですね。


この木の根元に赤ちゃんのような芽が出ていました。
大きく育った命をいただく代わりに、この赤ちゃんをその木の根元に
植え替えることにしました。


お酒・洗米・塩で清め、完成までの無事を祈ります。


林業家さんがチェーンソーとくさびを使って倒します。


大きな地響きとともに倒れました。
長さを測るとおよそ25m、ビルの5階ぐらいの高さです。
施主さんは年輪を数えながら、この木が家になるのかと
まさに森から街へ変わっていく木の姿に感慨深げでした。

子供さんがもう少しおおきくなられたら、赤ちゃんスギはどれぐらい大きくなっているのか
またみんなでいっしょに見に来たいと思います。


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